クイックガード工法(通信設備耐火防護用高耐熱材設置工法)特許登録番号:第4580313号
「情報ボックス耐火防護工事」に対して、施工性・美観・経済性の向上を目標として2004年より「新しい耐火防護の提案」を続けてきました。
素材としては、一般ロックウールとは異なる高性能を持つ「けい素カルシウム系保温材(サーマルガードS)」という素材からなる「保温筒(成形済み耐火材料)」に着目・採用しました。
外装材についてもワンタッチでの作業により取付が完了となる様、工夫をしています。また支持金物の耐火防護を不要とする「保持金物」を使用する事により、工程数の減少、施工性、品質の向上、工事単価の低減、施工スピードの向上等大きなメリットを実現しています。
橋梁下では人為的な事由により草木等が火災になる例が多く、火災時の最高温度は約800℃強になることが実験により報告されています。
本工法は、橋梁下での火災から光ファイバーケーブルなどの通信設備を防護するための耐火防護技術です。
詳しい工法及び販売方法については下記リンクの参照をお願い致します。
・NETIS登録工法 登録番号:TH−050004−A
・群馬のものづくり技術
@外装材
カラーステンレス外装材:ジャケット加工式外装材T=0.3 を施工済みサーマルガード耐火材に被せ、ハゼ加工済み端部を接続のみで設置完了。
AサーマルガードS(クイックガード工法用耐火材:自社製品)
施 工 性 |
成型品を採用し工程を減少させる事により作業効率の向上が図れます。また簡易な施工方法ですので施工業者に対する説明が容易です。 |
美 観 |
ボディ管に合った形状に成型していますので綺麗な円筒形になります。 |
性 能 |
橋梁火災用(JIS A 1301 2級耐火曲線)の性能試験を有しています。 |
作業スペース |
成型品ですので現場での小スペース化につながります。 |
適 合 性 |
ボディ管の限定商品になります。 |
○サーマルガードSのラインナップ |
呼び径 |
100A |
200A |
250A |
300A |
管路サイズ(mm) |
114 |
216 |
267 |
319 |
断熱材の厚み |
40mm・20mm |
○燃焼試験の実施状況(2級加熱曲線燃焼試験 JIS A 1301)
- @証明機関
- (社)電線総合技術センター
- A証明範囲
- 試験資料、試験装置名、試験方法、試験結果
- B試験結果
- 2級加熱曲線に対し、性能を保証しています。
試験体名称 |
規格 |
試験日 |
燃焼最高温度 |
管内最高温度 |
サーマルガードS |
250A×40 |
H22.2.24 |
840℃ |
58.9℃ |
サーマルガードS |
250A×20 |
H22.3.30 |
653℃ |
65.5℃ |
サーマルガードS |
250A×20 |
H22.3.30 |
509℃ |
40.0℃ |
B保持金物
支持部に使用しているU字ボルトやUバンドを管路保持金物に交換または新規に取り付ける事により支持部の耐火防護の工程を削減。工事完了後に損傷を受けやすい支持金物の耐火防護を必要としない工法を開発しました。
C既存支持金物点検について
既存支持金物に使用しているアンカー、接合部金物に対して従来は耐火防護を設置していましたが、増設保持金物を採用する事により、耐火防護設置状況のままでの構造体・アンカー廻りの保守・点検が容易・確実に行えます。
Dクイックガード工法耐火材納入実績
- 東北地方整備局
- 関東地方整備局
- 北陸地方整備局
- 中部地方整備局
- 中国地方整備局
- 四国地方整備局